たろうのひっこし
これも私の絵本です。1983年発行と書いてあります。
主人公のたろうが、「自分の部屋がほしい」と言ったので、
おかあさんが古い絨毯を渡して
「絨毯を広げたところがたろうの部屋」だと言ったのです。
そこから、物語が始まるのです。
私が子供のころは、3才下の妹とふたりで、
たろうのマネをして、バスタオルを絨毯のかわりにして遊びました。
長女が小さい頃は、たろうのように小さなカーペットを持って、
家中(狭い団地でしたけど)を歩き、
いろいろなところに自分の部屋を作っていました。
たろうのように、犬や猫などの動物は飼っていなかったので、
ぬいぐるみで代用していました。
村山桂子 さく
堀内誠一 え
末っ子は、まだたろうの魅力に気がつかず、
「古い絨毯がほしい!」とは言いません。
絵本の中で、犬や猫たちがしゃべるのをみて、
「うちのわんちゃんは、いつしゃべれるようになるの?」
と聞いてきます。
「う~ん、いつだろうね~?
ママたちがいないときはしゃべっているかもね」
と濁しています。